THE ダイエット!


イントロダクション

関口祐加 せきぐち ゆか 1957年5月、横浜生まれ

20歳代でオーストラリアに渡り、映画と出合う。1989年、本名の関口典子の名前で第1回監督作品「戦場の女たち」を発表。「戦場の女たち」は第二次世界大戦中に従軍慰安婦にさせられたパプアニューギニアの女性たちを撮ったドキュメンタリー映画で、日本でも話題となり、多くの上映機会を得た。関口は、その後もオーストラリアで映画の勉強を続けながら「When Mrs. Hegarty Comes to Japan」(1992年)を監督。

その後、結婚、出産、離婚を体験しながら、ドキュメンタリー映画の現場に関わり続ける。現在、シドニー映画学校で講師を務める傍ら、師と仰ぐ原一男監督の「ゆきゆきて、神軍」制作ノートの英訳を完成させた。今回の「THEダイエット!」は10数年ぶりの第3回監督作品である。10歳になる男の子のシングル・マザー。

「THEダイエット!」は以前、アン・リー監督に「コメディーの才能がある。コメディーを作るといいのではないか」と勧められたのがきっかけとなり、コメディーを意識して作った。

「THEダイエット!」(原題FAT CHANCE)

2008年 オーストラリア・メディア賞ベスト・ドキュメンタリー部門ノミネート
2008年 東京国際女性映画祭クロージング作品
2009年 全米ライブラリー協会賞受賞

「WHEN MRS. HEGARTY COMES TO JAPAN」

1992年 シドニー国際映画祭デンディー賞ベスト・ドキュメンタリー部門ノミネート
1992年 オーストラリア・メディア賞審査員賞受賞
1992年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭観客賞受賞

「戦場の女たち」(英題SENSO DAUGHTERS)

1989年 東京国際映画祭・女性映画週間出品 / 日本カトリック映画賞最優秀映画賞受賞
1990年 メルボルン国際映画祭ドキュメンタリー部門グランプリ受賞
1990年 サンフランシスコ国際映画祭ベスト・ドキュメンタリー歴史部門受賞
日本映画ペンクラブ推薦  その他受賞多数

その他、著作「戦場の女たち」(89年)が、リトル・モアより出版。