監督・プロデューサー
ジェフリー・レヴィ=ヒント
アメリカ、カリフォルニア州サンタモニカ出身。本作の他、2008年にはカンヌやサンダンス映画祭でプレミア上映されたマリナ・ゼノヴィッチ監督の『Roman Polanski: Wanted and Desire』(2008年)、『The Hawk Is Dying』(2006年)、『謎めいた肌』(2004年)、『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』(2003年)、『しあわせの法則』(2002年)など、賞を獲得した重要な映画をプロデュースしている。また、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得した『モハメド・アリ かけがえのない日々』(1997年)では編集を担当した。さらに、インディペンデント・スピリット・アワードの審査員を務めており、ニューヨークのインディペンデント・フィーチャー・プロジェクト(IFP)の代表でもある。2003年には、バラエティ誌で『注目すべきプロデューサー』に選出された。
プロデューサー
レオン・ギャスト
ニュージャージー州、ジャージー・シティ出身。本作を始め、『Hell's Angels Forever』(1983年)のような独創性に富んだドキュメンタリー制作で知られる。1960年から70年代にかけてスチール写真で有名になりヴォーグやエスクァイア、ハーパース・バザーなどのファッション誌に掲載される。手掛けた作品には『The Grateful Dead Movie』(1977年)、『CELIA CRUZ and The Fania all-stars in Africa』(1974年)、Truer Than Fiction Awardを受賞した『Our Latin Thing』(1972年)、『SALSA: THE FILM』(1976年)、『1 Love』(2003年)がある。本作ではインディペンデント・スピリット・アワードを受賞。最新作は『Smash His Camera』(2010年)。
撮影監督
ポール・ゴールドスミス
米国映画撮影監督協会会員。エミー賞等、数々の撮影監督賞を受賞。参加した作品にはアーサー・バロン監督、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞した『ジェレミー』(1973年)、ジャン・イーグルソン監督、マイケル・ケイン主演の『ショック・トゥ・ザ・システム/殺意のシステム』(1990年)。テレビシリーズ『マックス・ヘッドルーム』(1987年)、ウディ・アレン監督・主演の短編『Men of Crisis: The Harvey Wallinger Story』(1971年)などがある。また、10年に渡ってスーパーボウルでのコマーシャルを担当、さらにジェームス・テイラー、スマッシング・パンプキンズ、INXS等、様々なアーティストのミュージック・ビデオも手掛けている。TVTV(ゲリラ的テレビ・グループ)のメンバーとしても活動し、ボブ・ディランのテレビ特番『Hard Rain』等の番組をプロデュースしている。
撮影
アルバート・メイズルス
アルバート・メイズルスと彼の兄デイビッドはアメリカの最初のノンフィクション映画制作者であり、フランスの「シネマ・ヴェリテ」のアメリカ版「ダイレクト・シネマ」の先駆者として知られている。彼らは、4人のボストンの聖書訪問販売セールスマンを描いた画期的なノンフィクション映画『SALESMAN(原題)』(1968年)で広く知られるようになった。この作品は全米映画批評家協会賞を受賞し、アメリカンドキュメンタリーの最高傑作として認識されている。それ以降も、オルタモントでのコンサートで起こった殺人でクライマックスを迎えたローリング・ストーンズのアメリカ・ツアーを捉えた『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』(1970年)、そして『グレイ・ガーデンズ』(1976年)で大きく称賛された。その後も、はアートやアーティストに関する多くの映画をプロデュースした。
編集
デヴィッド・スミス
本作でエディター・デビュー。10年のポスト・プロダクションでの経験を経て、『くたばれ!ハリウッド』、ミッシェル・ゴンドリー監督の『エターナル・サンシャイン』(2004年)、ミラ・ナイール監督、リース・ウィザースプーン主演の『悪女』(2004年)、同監督『その名にちなんで』(2006年)等を手掛ける。ナイール監督とは最新作、ヒラリー・スワンク出演の大西洋単独横断飛行に成功した初の女性飛行士アメリア・イヤハートの伝記映画『America』(2009年)でも仕事をしている。
プロデューサー
デヴィッド・ソネンバーグ
ハーヴァード法学院卒業後、音楽マネージメント・レーベル、DASコミュニケーションをスタート。ミート・ローフ、ジム・スタインマン、ザ・フージーズ、ザ・スピン・ドクターズ、ケケ・パーマー、ジョアン・オズボーン、ジョン・レジェンド、ザ・ブラック・アイド・ピーズ、ファーギー、等をマネージメント。『モハメド・アリ かけがえのない日々』でも製作総指揮を務めた。
撮影
ケヴィン・キーティング
1970年代初頭から四半世紀以上、映画、テレビ特番、教育番組、ドキュメンタリー、ニュース報道、音楽とあらゆる分野の撮影、制作に携わっている。テレビ作品『The 51st State』、メイズルス兄弟監督作『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』やレオン・ギャスト監督の『The Grateful Dead Movie』(1974年)、『モハメド・アリ かけがえのない日々』、バーバラ・コップルの『Harlan Country, USA』(1976年)と『American Dream』(1990年)、アカデミー賞にノミネートされたウィリアム・マイルズ、ニーナ・ローゼンブルムの『Liberators: Fighting on Two Fronts in WW II』(1992年)、4時間に及ぶCIAに関するテレビ・ドキュメンタリー『On Company Business』(1980年)、CBSの『No Holds Barred』(1989年)、レオン・ギャストの『Hell’s Angels Forever』 (1983年)等に参加。
撮影
ロデリック・ヤング
30年以上に渡ってドキュメンタリーと物語映画で称賛される経歴を持つシネマトグラファー。撮影監督、シネマトグラファー、写真家、そして俳優をこなし、『ソウル・パワー』を含む多数の高く評価された作品がある。アカデミー・ドキュメンタリー賞を受賞した『モハメド・アリ かけがえのない日々』がある。その他にニューラインシネマの傑作コメディ『FRIDAY(原題)』や『PERFUME(原題)』、『FAR OUT MAN(原題)』、『BUSH MAMA(原題)』、そしてラリー・クラーク監督作品『PASSING THROUGH(原題)』がある。1973年、ゴールデングローブ賞を授賞したメル・スチュワート監督作『ワッツタックス』の撮影を担当。アイザック・ヘイズ、ジェシー・ジャクソン牧師、リチャード・プライアーの他、素晴らしいアフリカン・アメリカンのエンターテイナーが出演している。この作品は1965年のワッツ暴動を後世に伝えるためにLAで1972年に行われたワッツ・サマー・フェスティバルの記録である。彼は多様で優れた映画制作者とすばらしいプロジェクトを共同制作することによって、映画業界で活躍し続けている。