国立ルイ・リュミエール大学卒業後、1979年より監督として多くのテレビ番組の制作を行う。
1984年のCanal+(フランスの大手ケーブル放送局)の設立当初より、主なスポーツ番組の制作と中継を担当し、スポーツ映像に革命をもたらす。92 年には自身の制作会社J+B Sequencesを設立。『羊飼いの四季』("Les quatre saisons du berger")、『マレーヌとオレロンの四季』("Quatre saisons entre Marennes et Oleron")など移りゆく四季の中で織り成される人々の暮らしを追ったドキュメンタリーを制作し、2004年自らが結腸ガンを患ったことを機会に、「食」という生きるための必須行為を取り巻く様々な事象を振り返り、前作『未来の食卓』を製作。本作の続編はGMO(遺伝子組換作物)についてのドキュメンタリーとなる予定で、日本、キューバ、ベナン、フランスにて製作中である。
1968年より、パリ・オペラ座バレエ学校、パリ国立高等音楽・舞踊学校を経て、ヨゼフ・ルッシロ・シアターバレエでソリストを務めるなど、バレリーナとして活躍。1980年に女優に転身、1989年より、J+B SEQUENCESにてテレビ番組を中心とした作品の製作に関わっている。
1979年にゴダールの『勝手に逃げろ / 人生』で映画音楽を初めて手掛けたガブリエル・ヤレドは、その後約30年に渡っておよそ70本の映画に参加し、オスカー受賞の経験を持つ。
ヤレドは類まれな作曲の幅の広さ、豊かさ、独創性に加え、熟練したクラシックの表現方法と現代音楽の最も洗練された技術をあわせ持ち、観客達を常に驚かせてきた。アンソニー・ミンゲラ(『イングリッシュ・ペイシェント』、『リプリー』)やミッシェル・オスロ(『アズールトアスマール』)、フローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(『善き人のためのソナタ』)、ヤン・クーネン(『シャネル&ストラヴィンスキー』)など、自身の自由な表現を約束してくれる監督たちの傍らで仕事をすることにこだわり続けている。ジャン=ポール・ジョー監督の前作、『未来の食卓』の音楽も担当している。