映画『フィルス』公式サイト

映画『フィルス』


イントロダクション


アッパーなジェームズ・マカヴォイに笑いながらも、
警官には常識や道徳を説かれるよりも、
極悪非道な面を観察する方がずっと勉強になるなと思った。

─松江哲明(映画監督)

1999年の私は、無差別攻撃で『フィルス』を薦めまくっていた。時には「これ本格ミステリーだから!」と嘘までついて。どうかしてる。いや、どうかするくらい好きだったんだ。その『フィルス』と再会。感激。感涙。

─杉江松恋(書評家)

せこい!醜い!弱い!汚い!どうしようもない! 警察官でジャンキーの小悪党が、度し難い自己愛に抗えない衝動は、愛の渇望が原因か。そもそも非道な人間だから愛を喪失するのか。どちらかを問うまでもなく人間は度し難くどうしようもないから、ただの人らしからぬ慈愛の偶像「イエス・キリスト」は誕生した。知ったことか!ただの人らしいどうしようもない愛の欠落の慟哭を描いた『FILTH』に、アーメン。

─林永子(映像ライター)

アーヴィン『トレインスポッティング』ウェルシュの原作だから今回も「人生はクソだ。追いつかれんな!」なんだけど、ジャンキーものなのに編集にリズムがないのはねえって見てたら、最後の3分でひっくり返された。なんせ「Creep」が流れる。このラスト好き!

─町山広美(放送作家・コラムニスト)

私は外国の方を見慣れてなくて全員同じ人のように見えていつも混乱しちゃうのですがフィルスは物語もキャラクターも分かりやすくテンポよくすすんでいくので楽しかったです。
落ちていく前の主人公の悪っぷりはちょっとカッコいいなって思っちゃいました。 結婚は嫌だけど愛人になりたい! 最後のオチが衝撃的でした!!

─プー・ルイ(BiS リーダー兼ヨゴレ担当)

ヤバい。とにかくヤバい。もし僕が中学生だったなら映画館に通い詰めて何度も何度も見ただろう映画。それはキラキラしたあらゆるヤバいにおいのする憧れに満たされてるから。これはトレインスポッティング以上だ。大人でよかった。

─渡辺淳之介(BiS悪徳マネージャー)

陰鬱で屈折して姑息で大胆で、にも関わらず美しく魅力的。そんな英国の風土を一身に受けたジェームズ・マカヴォイの演技は、『トレインスポッティング』のユアン・マクレガーに勝るとも劣らない。

─小田井 孝夫(ライター)

10分に1度のエロと驚愕映像でウケまくったが、
後半につれて引きつりまくり。
ジェームズ・マカヴォイの狂気ぶりはまさに犯罪以上!

─叶井俊太郎(映画宣伝プロデューサー)

なんでもアリな作品である。
ただ、なんでもアリというと聞こえは悪いが、それだけ人間っぽいってこと。
だって、包み隠さずなんだから。
イギリス映画が大好きである。
アメリカにも日本にも真似できない、イギリスならではの下衆でイカした世界観。
草食男子なんて言ってる場合じゃない。
【フィルス】を観て、女を、肉を食いまくれ!

─坂上忍(俳優)

何事もやりすぎはよくないね。ここまで飛ばしたらロッケンローラーだけどね。 ビックリしすぎて三度見しちゃいました。海外映画ならではの作品フィルス!!!

─アレクサンダー(MODEL)

もう全てが無茶苦茶で、デタラメ。でもヘドが出るほど愛らしい。 破壊神マカヴォイの感情起伏に任せて大海原を渡り切ると、 いつしか限界を超えて「人間っていいな」の境地に辿り着いた。 前より人に優しくなれた。これが世に言うウェルシュ・マジック だとすれば、私は今、完全にブッ飛んでいる最中なのだろう、か!?

─牛津厚信(映画ライター)

オフビートコメディのようで、ミステリーのようで、
せつなく悲しいラヴストーリーのようで、あっと驚くドンデン返し!のようで、
やはりこれは一線級の喜劇です。僕にとっては。

─大谷ノブ彦(ダイノジ/芸人)

ランチキ騒ぎを繰り広げながら、あらわになってくるのは、そうでもしないと正気でいられないほどの痛ましい孤独と悲しみ。おまけにあの曲流されたら、泣くに決まってるじゃん!このマカヴォイの迫真の演技には、心中したいくらい惚れました!

─真魚八重子(映画評論家)

scroll to top

(c)2013 Lithium Picture Limited.