あたまを使うのではなく、こころをたっぷりと使うこと。 それは、わかることと感じることの間をいく仕事術。 そしてそれは、イームズ夫妻の暮らし方でもありました。 ― 松浦弥太郎(暮しの手帖編集長) forget-me-not あたりまえの日常 景色 そして身近な愛の ありがたさに あらためて気づかせてくれた イームズたちが映像に込めたこの言葉 それは 国や性別や年齢を越えて存在する そして今を生きるわたしたちは このわすれな草という花の名前とともに 彼らを永遠に忘れない ― KIKI (モデル/女優) イームズは20世紀を代表するファニチャーデザインの金字塔。 その魅力はプロダクトデザインでありながら、チャーミングな存在感。 それらはチャールズとレイが生み出した、夫婦愛のアートだ。 ふたりがどういう人格で何処でどうやって作品を作ったのか。 イームズコレクターの私にはたまらない映画です。 ― 藤井フミヤ (歌手) わたしはこれからどう生きよう、どんな風に仕事をしていこう、どんな人をパートナーに選ぼう、そんな考えがつきまとう30代半ばの今、観る事ができてよかったです。 チャールズとレイの関係はうらやましくもあり、女性として心が痛みました・・。 でも、チャールズ、魅力的です。わたしも見つめ合いたい。 ― しまおまほ (エッセイスト) 最初のほうはオーソドックスなドキュメンタリーかと思いきや、20分あたりで元スタッフによる悪口大会がはじまって、中盤はアメリカ国策とイームズ映画の関係が濃密に描かれしっかりしたドキュメンタリーだなあと感心しているうちに最後にはまさかの"愛人登場"で吹きました。デザインに関わる人なら、見て損はなさそうな面白い映画です。 ― 平塚桂 (ぽむ企画/建築ライター) おしゃれなラブラブ映画と 勘違いしてすみませんでした。 イームズという「企業」の独自性を浮かび上がらせる、きわめて硬派なドキュメンタリーです。人間を丁寧に観察し、暗黒面にも切り込み、当時を知る人たちの熱く重い言葉で語らせる。イームズをちょっと知ったつもりになってた、私みたいな人にこそ面白いんじゃないかなあ。 ― たかぎみ江 (ぽむ企画/建築ライター) 椅子のデザイナーだったチャールズ・イームズが、コンピュータへの恐怖を和らげる宣伝映像をつくり、冷戦下のソ連向けに、アメリカ人の生活を喧伝するプロパガンダ映画をつくっていた事実に驚かされる。なるほど、デザイナーとはコミュニケーターであり、イデオロギーを表象する者であり、煽りV職人なのか。合点がいった。 ― 速水健朗(編集者/ライター) 20世紀中盤のアメリカが生み出したすぐれた製品の数々に――あの素晴らしいデザインの裏側に、どのような「文脈」があったのか。それを知ったことにより、これまで以上にイームズ・チェアを楽しめるようになりました。 ― 岩崎夏海 (放送作家/小説家) 奇しくもチャールズが亡くなる頃、アメリカは貿易赤字に悩まされ、レイの没した翌年、冷戦は終結しました。アメリカが最も輝いていたミッドセンチュリーは、そのままふたりが夫婦として、また仕事の大切なパートナーとしての関係性が最良だった頃と重なります。大きくなってゆくアメリカと並走したチャールズ&レイ・イームズ。ぜひ、時代の変遷を念頭に置いて観てもらいたい映画です。 ― 青野賢一 (BEAMS クリエイティブディレクター)
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あたまを使うのではなく、こころをたっぷりと使うこと。
それは、わかることと感じることの間をいく仕事術。
そしてそれは、イームズ夫妻の暮らし方でもありました。
― 松浦弥太郎(暮しの手帖編集長)
forget-me-not
あたりまえの日常 景色 そして身近な愛の
ありがたさに あらためて気づかせてくれた
イームズたちが映像に込めたこの言葉
それは 国や性別や年齢を越えて存在する
そして今を生きるわたしたちは
このわすれな草という花の名前とともに
彼らを永遠に忘れない
― KIKI (モデル/女優)
イームズは20世紀を代表するファニチャーデザインの金字塔。
その魅力はプロダクトデザインでありながら、チャーミングな存在感。
それらはチャールズとレイが生み出した、夫婦愛のアートだ。
ふたりがどういう人格で何処でどうやって作品を作ったのか。
イームズコレクターの私にはたまらない映画です。
― 藤井フミヤ (歌手)
わたしはこれからどう生きよう、どんな風に仕事をしていこう、どんな人をパートナーに選ぼう、そんな考えがつきまとう30代半ばの今、観る事ができてよかったです。
チャールズとレイの関係はうらやましくもあり、女性として心が痛みました・・。
でも、チャールズ、魅力的です。わたしも見つめ合いたい。
― しまおまほ (エッセイスト)
最初のほうはオーソドックスなドキュメンタリーかと思いきや、20分あたりで元スタッフによる悪口大会がはじまって、中盤はアメリカ国策とイームズ映画の関係が濃密に描かれしっかりしたドキュメンタリーだなあと感心しているうちに最後にはまさかの"愛人登場"で吹きました。デザインに関わる人なら、見て損はなさそうな面白い映画です。
― 平塚桂 (ぽむ企画/建築ライター)
おしゃれなラブラブ映画と 勘違いしてすみませんでした。
イームズという「企業」の独自性を浮かび上がらせる、きわめて硬派なドキュメンタリーです。人間を丁寧に観察し、暗黒面にも切り込み、当時を知る人たちの熱く重い言葉で語らせる。イームズをちょっと知ったつもりになってた、私みたいな人にこそ面白いんじゃないかなあ。
― たかぎみ江 (ぽむ企画/建築ライター)
椅子のデザイナーだったチャールズ・イームズが、コンピュータへの恐怖を和らげる宣伝映像をつくり、冷戦下のソ連向けに、アメリカ人の生活を喧伝するプロパガンダ映画をつくっていた事実に驚かされる。なるほど、デザイナーとはコミュニケーターであり、イデオロギーを表象する者であり、煽りV職人なのか。合点がいった。
― 速水健朗(編集者/ライター)
20世紀中盤のアメリカが生み出したすぐれた製品の数々に――あの素晴らしいデザインの裏側に、どのような「文脈」があったのか。それを知ったことにより、これまで以上にイームズ・チェアを楽しめるようになりました。
― 岩崎夏海 (放送作家/小説家)
奇しくもチャールズが亡くなる頃、アメリカは貿易赤字に悩まされ、レイの没した翌年、冷戦は終結しました。アメリカが最も輝いていたミッドセンチュリーは、そのままふたりが夫婦として、また仕事の大切なパートナーとしての関係性が最良だった頃と重なります。大きくなってゆくアメリカと並走したチャールズ&レイ・イームズ。ぜひ、時代の変遷を念頭に置いて観てもらいたい映画です。
― 青野賢一 (BEAMS クリエイティブディレクター)