ツールという大舞台で、 イギリスの“新人”が魅せた、人生の美しさと儚さ・・・ 生きていく為に必要な「大切な何か」が切実に描かれている 栗村 修(スキル・シマノ スポーツディレクター)
ツールという大舞台で、 イギリスの“新人”が魅せた、人生の美しさと儚さ・・・ 生きていく為に必要な「大切な何か」が切実に描かれている 栗村 修(スキル・シマノ スポーツディレクター)
2000年のツール・ド・フランス、カメラはチーム「コフィディス」の栄光と敗北を、初めて内部関係者の視点で追う。「コフィディス」の期待の若手デイヴィッド・ミラーがプロローグで、伝説のレーサー、ランス・アームストロング(USポスタル)を破りトップタイムをたたき出す。しかし中盤、癌から復帰後の2連覇をかけたランス・アームストロングが遂にその圧倒的な強さを見せつける!
ツール開催中の選手の葛藤や苦悩、表では決して吐かない弱音、そして仲間同士のリラックスした会話など、そこにはレース観戦では知ることのできない多くのドラマがある。なぜツール・ド・フランスはこんなにも人々を惹き付け、熱狂させるのか。なぜ選手は肉体の限界まで挑戦し、報われないかもしれないゴールを夢見るのか。フランスの広大な自然の中、選手と彼らを支える仲間たちの真実を追う。
世界最高峰の自転車ロードレースであり、オリンピック、サッカーワールドカップに並ぶ世界三大スポーツイベント。毎年7月に23日間をかけてフランス国内および周辺国を含む、距離にして約3500km高低差約2000mという起伏に富んだコースを走り抜く。
9人編成(最低6人)のチームが20~22チーム参加し、スピードと忍耐力を競い合い、優勝者には栄光のマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージの意)が与えられる。
1903年にスポーツ新聞社ロト(現在のレキップ紙)の新聞拡販キャンペーンとして始まった歴史あるイベントで、2008年で95回目を迎える。