イーサン・ホーク

イーサン・ホーク


俳優、脚本家、映画監督、演出家、小説家。1970年、アメリカ・テキサス州オースティン生まれ。

優れた俳優であると同時に、映画の脚本および監督、舞台演出、小説も手がける。これまでに出演した映画は40本を超え、代表作には、『6才のボクが、大人になるまで。』、『恋人までの距離』、『ビフォア・サンセット』、『ビフォア・ミッドナイト』、『トレーニングデイ』、『ガタカ』、『リアリティ・バイツ』、『いまを生きる』などがある。また、『トレーニングデイ』と『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞助演男優賞、脚本を手掛けた『ビフォア・サンセット』と『ビフォア・ミッドナイト』で同脚色賞にノミネートされている。監督作に『チェルシーホテル』『痛いほどきみが好きなのに』があり、本作『シーモアさんと、大人のための人生入門』は初のドキュメンタリー作品となる。


Statement

イーサン・ホーク監督からの
メッセージ


僕はドキュメンタリーを撮るつもりは、まるでなかった。だが、あるディナー・パーティーで、シーモア・バーンスタインと出会ったその瞬間から、彼にすっかり魅了されてしまった。パーティーの主催者で、シーモアの長年の生徒である人物も、僕と同じように感じていたらしい。その主催者は、ぜひシーモア先生のピアノ・レッスンを記録してもらいたいと、僕を説得にかかった。僕はその後、シーモアのピアノ・レッスンのいくつかに同席させてもらい、数年後に気づいた時には、この映画が完成していた。

僕は、シーモアのようなメンターと出会うことが、いかに幸せなことかを、世の人々に知ってもらいたいと思っている。シーモアのピアノ・レッスンは、人はいかに生きるべきかということにもつながる奥深い教えに満ちている。彼のシンプルな生き方から学べることは、あまりにも多い。

イーサン・ホーク