1990年春、ボストンにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館に警察官に扮した二人が侵入し、アメリカの美術品盗難史上最高額5億ドル相当(当時)の美術品13点を盗んだ。 いったい誰が何の目的で盗んだのか。盗難事件に関わった者として、アイルランド系地下組織の大物や美術品泥棒から米国上院議員、元大統領の名までが挙げられ、日本人コレクターによる依頼だという説もあったという。 手がかりは些細な情報と、これまでの探偵稼業で培ったコネクションのみ。ハロルド・スミスの捜索とともに、美術品犯罪の全貌が垣間見えてくる。 映画監督のレベッカ・ドレイファスは、少女の頃に『合奏』に出会い、その神秘的な美しさに圧倒された。『合奏』の盗難を憂いたドレイファス監督は、世界的にも有名な絵画探偵ハロルド・スミスに電話した。彼女の留守電にスミスからの伝言が残っていた。 そして撮影は始まり、事件の真相に近づいていく。 この映画は、フェルメールの盗まれた絵画を、絵画探偵ハロルド・スミスが生涯をかけて犯人捜索にあたったドキュメンタリーである。 ★FBIのホームページでは、現在も本件に関する手配書が公開されている。 ■ 二階の「オランダ室」6点 ■ 二階の「ショート・ギャラリー」6点 ■ 一階の「ブルー・ルーム」1点
監督:レベッカ・ドレイファス
撮影:アルバート・メイズルス、レベッカ・ドレイファス 編集:マーカス・ピーターズ、リズ・ルデン 音楽:ピーター・ゴラブ 脚本:シャロン・ガスキン プロデューサー:スザンナ・ルドウィグ 出演:ハロルド・スミス、グレッグ・スミス 2005年/アメリカ/83分/カラー/スタンダード/ステレオ/video 日本語字幕:MES 字幕監修:朽木ゆり子 配給:アップリンク |
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