ハイメ：アレハンドロの父
ウクライナからの移民で、「ウクライナ商会」という商店を営む。熱心な共産党員で、息子に対しては失神するまで殴ったり、麻酔なしで歯の治療を受けさせるなど、常軌を逸した厳しさを見せる。独裁政権に反対しイバニェス大統領暗殺を試みるも失敗、波乱に満ちた旅の後、改心する。
ブロンティス・ホドロフスキー
1962年、メキシコ生まれ。アレハンドロ・ホドロフスキーの5人の息子の長男であり、『エル・トポ』の息子役を演じている。
サラ：アレハンドロの母
アレハンドロを自身の父の生まれ変わりと信じ、金髪巻き毛のカツラを被らせ「お父様」と呼ぶ。アレハンドロが金髪を切ったらまるで別人のように冷たくなったが、その後アレハンドロを闇から救い、ハイメの疫病を神の奇跡によって治癒した
パメラ・フローレス
チリ生まれのオペラ歌手で、女優。本作のサラのセリフは全てオペラ調で歌われているが、これはパメラ・フローレスが即興で節をつけたものに、後から音楽担当のアダン・ホドロフスキーが音楽をつけたとのこと
アレハンドロ：少年時代のホドロフスキー
ロシア系ユダヤ人という出自で、肌の色が白く鷲鼻だったため「ピノキオ」と呼ばれ、割礼された性器は「キノコ」と嘲笑される
イェレミアス・ハースコヴィッツ
アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。1歳半から6年間オーストラリアで過ごした後、チリのサンティアゴに移り住む。スペイン語、英語を話し、現在は学校でヘブライ語を学んでいる。本作が映画初出演となる。
行者
アレハンドロ少年に瞑想を教える
クリストバル・ホドロフスキー
65年、メキシコ生まれ。アレハンドロ・ホドロフスキーの息子で、『サンタ・サングレ／聖なる血』にアクセル・ホドロフスキーの名で、主人公フェニックス役で出演している。
アナキスト
イバニェス暗殺を試みるも、ハイメに止められ自殺する。
アダン・ホドロフスキー
1979年、南アメリカ生まれ。ホドロフスキーの末の息子。ミュージシャン「Adanowsky」として活動しており、本作の音楽も担当している。