映画『ニーナ ローマの夏休み』

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NINA

コメント

kahiimi karie

圧倒的に美しい空間や光や音・・現代美術のインスタレーションを観終わった時のよう。
言葉は少ないが、監督の意志を強く感じ、最初から思い切り魅き込まれてしまった。

―カヒミ カリィ(ミュージシャン)

非日常的なようで、とても普通の日常。 抜け殻の様に静かなバカンスシーズンのローマ。恋愛にこんなにもシャイで夢見がちなイタリアの女性。ステレオタイプとは正反対の意外なイタリアが一杯でした。

─岩本えりか(k3 プレス)

不思議な空気感をもっている映画。 日常のオシャレさ、ニーナのスタイリッシュさにも目が引く。 なんだか、いつの間にか自分が主人公になった 気分で見てしまう。

―田中美保(モデル)

sugawara

人の消えた街を歩く、折り紙の動物。
シャボン玉の中、ふざけあう狼とこども。
空の下で響くチェロと、髪の短い彼女。
8月のローマに、美しい詩をいくつも
ちりばめたような、そんな映画。
また、いつかの夏に
きっと見返したくなるんだろうなと思いつつ。

―菅原敏(詩人)

意思的な顔立ちを引き立てるショートカットにワンピースとフラットシューズをあわせつつも、いわゆる”甘さ”は控えめなニーナ。
香りに導かれて美しい植物を行き来する蝶のように、誰かを倣うのではなく、五感を研ぎすませることで自分自身になる喜びを知った姿は、開花直前のお花のような、みずみずしい魅力にあふれています。

―本間裕子(編集者)

神秘的なローマのEURで当たり前の日常生活からエスケープが出来るようになると!
里帰りしたらEURに遊びに行こう

―ベリッシモ・フランチェスコ (タレント・料理研究家)

ひとりぼっちの夏のローマ。ひとりぼっちのニーナは私。ちょっぴり寂しく、でもなんだか幸せ。そんな気分をパリにいても東京にいてもソウルにいても感じる女子たちがいる。監督のエリサはそんな女子たちの代表! ニーナはみんながヴァカンツァに出かけた留守のローマで、孤独の振りして、実は充実している。音楽院で声学を教え、高級マンションで留守番と犬の世話のバイトをこなし、腹筋を鍛えるトレーニングを欠かさず、中国行きの夢の準備に師匠のところで書の特訓も受けている。ひとりぼっちの少年と意気投合して、精神分析ごっこにつきあったり。少年はボーイッシュなニーナの相似形だ。ニーナのローマは遺跡や観光客を遠ざけた郊外エリア。ここのローマはまるごと自分のもの。美しいエゴ(私)の物語である。

―田中千世子(映画評論家)

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