2024年配給作品
サタデー・フィクション
2023/11/3(金)新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
- この作品は自主上映可能です
料金など詳細については自主上映のご案内のページをご覧ください
ロウ・イエ監督の第11作目に当たる本作『サタデー・フィクション』は、2019年のベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作である。
上海出身のロウ・イエ監督は国際的にデビューした『ふたりの人魚』(2001)で上海の蘇州川の水中ダンサーに恋する男を描き、『パープル・バタフライ』(2003)では、チャン・ツィイーと仲村トオルを起用し、1939年日本軍占領下の上海を描いた。
本作『サタデー・フィクション』は、再び上海を舞台にし、映画の冒頭「1937年11月に上海は陥落したが日本軍の侵入を免れた英仏租界は“孤島”と呼ばれていた」という説明が表示され、太平洋戦争開戦7日前の1941年12月1日から映画は始まる。
イントロダクション
ロウ・イエ監督の第11作目に当たる本作『サタデー・フィクション』は、2019年のベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作である。
国際色豊かな豪華出演陣で贈る本作。
フランスの諜報機関にスパイとして育てられた孤児院出のユー・ジンを演じるのは、『紅いコーリャン』でデビューし、『さらば、わが愛/覇王別姫』で女優としての評価を確立したコン・リー。日本海軍少佐の古谷三郎には、自ら監督した『船頭の船』が本作と同じ年のベネチア国際映画祭ベニス・デイズ部門に出品され、同時に監督も務めるオダギリジョー。その護衛の梶原を、映画・ドラマと活躍が著しい中島歩。ユージンを養子として引き取り、スパイに育て上げるフランス諜報部員フレデリック・ヒューバートを、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』のパスカル・グレゴリーが演じる。さらに、キャセイ・ホテルの支配人ソール・シュバイヤーに、『ストレンジャー・シングス』のトム・ヴラシア。蘭心大劇場で演じられる演目『サタデー・フィクション』の演出家タン・ナーに、台湾の人気俳優マーク・チャオ。ユー・ジンのファンを装い近づく謎の女性バイ・ユンシャンには、一人芝居など舞台女優としても活躍するホァン・シャンリーが起用された。
ストーリー
日本が真珠湾攻撃をする7日前の12月1日、魔都上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)はユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、フランス諜報部員が仕掛けた”マジックミラー作戦”の始まりだった……。
クレジット
パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャンリー
バイ・ユンシャン、ワン・チュアンジュン/エリック・ワン、チャン・ソンウェン
ニイ・ザーレン、オダギリジョー
監督: ロウ・イエ(婁燁)
プロデューサー: マー・インリー(馬英力)、チャン・ジーホン(常繼紅)、ロウ・イエ(婁燁)、
ドン・ペイウェン(董培雯)、ウー・イー(吳毅)
共同プロデューサー:チャン・ジン(張進)、ホァン・シン(黃欣)、リー・シンユェ(李新月)
エグゼクティブプロデューサー: マー・インリー(馬英力)
ライン・プロデューサ: シュー・ラー(徐樂)
アソシエイトプロデューサー:リー・シンユー(李星宇)
脚本:マー・インリー(馬英力)
撮影:ツォン・ジエン(曾劍)
サウンドディレクター:フー・カン(富康)
編集:ロウ・イエ(婁燁)、フォンシャンユーリン(封山育林)
衣装:マイ・リンリン(迈琳琳)
キャスティングディレクター:チャン・ルン(張蓉)
アートディレクター:ジョン・チョン(鐘誠)
VFXディレクター:ワン・レイ(王磊)
アクションディレクター:ヤン・ダイー(楊德毅)
2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/126分/モノクロ/5.1ch/1:1.85/日本語字幕:樋口裕子
原題:蘭心大劇院/英題:SATURDAY FICTION/配給:アップリンク 宣伝:樂舎/©YINGFILMS