2023年配給作品
夢の裏側~ドキュメンタリー・オン・シャドウプレイ
2023年1月20日新宿K's cinemaほか全国順次公開
- この作品は自主上映可能です
料金など詳細については自主上映のご案内のページをご覧ください
『シャドウプレイ【完全版】』のメイキングフィルム。今まで明かされることがなかったロウ・イエ監督の映画制作の裏側、そして映画が完成してから2年近くの審査期間を要した本作の公開前日の記者会見の模様などが収められている。
変わりゆく中国の現代を20年に渡って描き続けてきたロウ・イエ監督は、かつて『天安門、恋人たち』で天安門事件を扱ったため中国電影局より5年の映画製作・上映禁止処分を受けた。そのため中国第6世代を代表する作家として世界で称賛を受ける一方、中国国内での知名度は低かった。
本作は映画『シャドウプレイ』の過酷な製作現場、そして表現の自由をかけて検閲と闘い続ける監督の姿を、同作の脚本家で監督の妻であるマー・インリーが記録したドキュメンタリーである。
マー・インリー監督プロフィール
馬英力(マー・インリー)、1965年に南京に生まれる。
中国伝媒大学ディレクティング専攻から卒業後、1987年にドイツに留学する。1995年にベルリン・フィルム・アカデミー(Deutsche Film- und Fernsehakademie Berlin)卒。長編映画『DAYS OF MIANDI』(1996年)やドキュメンタリー映画『BYEBYE – HELLO』『NIGHTGIRL』などの撮影と脚本で映画制作の仕事を始めるが、共同脚本家として『天安門、恋人たち』(2006年)と『シャドウプレイ』(2019年)を手掛け、『ブラインド・マッサージ』(2014)の脚本を書く。また、中国出身のプロデューサーとしても多くのヨーロッパのドキュメンタリーの製作に関わるが、現在、主に北京とベルリンを拠点に、プロデューサー、脚本家、監督として活躍中。
クレジット
監督:マー・インリ―
出演:ロウ・イエ、 ジン・ボーラン、 ソン・ジア 、チン・ハオ 、 マー・スーチュン、チ ャン・ソンウェン、ミシェル・チェン ほか
中国 / 2019 / 94分/北京語・広東語・台湾語/DCP/ 1.77 : 1/原題: 夢的背後 日本語字幕:樋口裕子