どう考えてもドキュメンタリーとフィクションの境目はないですね。やらせかやらせでないかという違いはありますが。ある意味じゃ、ドキュメンタリーって言ったって、ある程度やらせはあるでしょうし、フィクションってったって、まったく偶然に起ることもたくさんありますから、程度の差はあっても、すべて同じですね
自分から出てくるものを、出そう出そうとするんじゃなくて、出てきたものを受け入れるって事のほうが大切なんだな、ってことがわかって、でも雄二は本当におもしろい…おもしろい役でしたね。本当に
こっちが、全然本当に嫌な気分にならずに監督の言うことを受け入れたいという気持ちにさせてくれるというのがあると思うんです。監督の言い方だと、『あ、もう僕の言ってること、あの別 にやらなくてもいいんで…』っていうような言い方するから、『いやいやいや、やりましょうよ』っていう感じになるじゃないですか
込み入ったことまで話しちゃうとおもしろくないしね。なんか、せせこましくなっちゃいますからね。まず、現場に入ってみないと、こうゆうものってわからないですよ
三人の役柄は全部が黒沢監督の分身なんだろうと思ってるんですよ。で、その中で守の黒いコートは監督からインスパイアされた黒いコートを入れてるんですよね。私が監督と会った時も、監督はタバコを吸い続け、真っ黒な世界だったから
『曖昧な未来、黒沢清』 ambivalent future: Kurosawa Kiyoshi 2002年/日本/75分/カラー/DV・35mm 監督・撮影・編集:藤井謙二郎
みなさまにお願い◆ 肖像権・著作権を守るため、ファンの方による個人運営のホームページにおきましても、当ホームページから、無断で画像を転用されることをご遠慮いただいております。また、営利目的であるなしに問わず、携帯電話の待ち受け画面 やTシャツ製作等への画像使用に関しても、固くお断りしております。みなさま一人一人のご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。