監督:ステファン・ハウプト
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット、コンチータ&ラモン・スグラニェス
原題:SAGRADA: El misteri de la creació/配給・宣伝:アップリンク
(2012年/スイス/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/94分/16:9/カラー)
監督:ステファン・ハウプト
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット、コンチータ&ラモン・スグラニェス
原題:SAGRADA: El misteri de la creació/配給・宣伝:アップリンク
(2012年/スイス/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/94分/16:9/カラー)
特典映像:未使用インタビュー12本(約50分) | サグラダ・ファミリア写真集(2015年5月に撮影のオリジナル写真約100点) | 日本版予告編 | オリジナル予告編
封入特典:フルカラー豪華ブックレット
2012年/スイス/本編94分+特典映像約55分/16:9/片面2層/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/ドルビーデジタル5.1ch/日本語字幕/1枚組
※仕様は変更となる場合があります。
発売元:アップリンク | 販売元:TCエンタテインメント
スペイン、バルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、年間3百万人を超える世界中からの観光客を魅了するバルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア。
カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが構想し、1882年の着工から133年経った現在に至るまでいまだ完成していない建築プロジェクトを、スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビューによって解明するドキュメンタリー。
1852年生まれ。1926年没(享年73歳)。サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラをはじめとした作品は、アントニ・ガウディの作品群として1984年ユネスコの世界遺産に登録されている。
1882年に着工されたサグラダ・ファミリアの初代建築家はビリャール・イ・ロサーノで、アントニ・ガウディは1883年に31歳で2代目建築家として就任。1926年のガウディの死後も建築は続けられた。1936年の内戦時には、残されていたガウディの肉筆のスケッチや図面や、彼が作った大きな模型も燃えてしまったが、現在はコンピュータ技術を駆使してガウディの意図した形を創造し建設が続けられている。かつて完成までには300年かかると言われたが、公式発表ではガウディ没後100周年にあたる2026年完成予定。
かつて私は仏教徒だったが、カトリックに改宗した。なぜなら、ガウディが見たものを見るべきだからだ。ガウディ本人を見つめるのではなくて、彼の視線を追ってみよう。そう切り替えたのが大きな転機になった。ガウディの模型の破片を基に、模型全体を復元した。ガウディの模型やヒントが仕事の助けになる。ガウディがどんな線を思い描き何を求めたのか、私は毎分毎秒問い続けている。
"受難のファサード"を任せたいと言われた時、あまりにも思いがけなくて心から驚いた。ガウディのスタイルを踏襲するのではなく、自分が生きる時代に根ざした表現を求めるために、ガウディから離れて考えることにした。私は無神論者だがキリスト教文化圏にいる。キリスト教のモチーフを彫るのは、普通のことだ。ただしそうした作品は、私の宗教観を表してるわけではない。
設計にあたっては、通常建築で使用するCADソフトではなく、飛行機の設計者用に開発されたソフトを使用した。サグラダ・ファミリアの建築においては3Dからイメージを把握することが大切だ。ガウディの作品だが、仕上げはチームが行う。チームとは仲良しクラブではない。みんな貢献したくてここに参加している。そうした作業者や技術者の総合体としてのチームだ。