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吉田芽吹
(よしだ・めぶき)
副島百合役
1991年4月28日生まれ、東京都出身。
2012年RISU PRODUCE『ヤミ金融』に中村未来役で出演。翌年、同カンパニーの『イキザマ2』に真鍋弥生役、2014年には『笑いの神様』新垣歩役として、また、2016年には『イキザマ3』に宮本由加里役として出演。2014年に田尻裕司監督作品『こっぱみじん』にミキ役として、2015年公開の園子温監督作品『リアル鬼ごっこ』ではマツ役として出演。2017年1月には、渡辺エリさんのオフィス3〇〇『鯨よ!私の手に乗れ』に神林生子・神林乙女役に抜擢。また同年、劇団道学先生20周年記念公演『梶山太郎氏の憂鬱と微笑』に田中麻奈役として出演。最新作は、ONEOR8公演「ゼブラ」に所役として出演。
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羽田真
(はだ・まこと)
銭湯「松の湯」のオーナー東役
1959年3月12日生まれ。京都府出身。
大学在学中より演劇活動を始め、そのまま俳優の道へ。数多くの映画、テレビ、舞台、CM等に出演。また、報道レポーターとして阪神淡路大震災、オウム真理教事件等多数の取材をこなした異色のキャリアを併せ持つ。近年は英語演劇に取り組み、本格的な英語のレッスンを受けながら、海外作品への出演を目指している。今作、映画『メランコリック』では、唯一オーディションにより、東役を勝ちとった。
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矢田政伸
(やだ・まさのぶ)
田中役
1965年7月5日、三重県出身。
幼少時代は極端な恥ずかしがり屋。中学3年生を送る会で、ピンクレディーのものまねをやったことをきっかけに人前で何かをやる事に興味を持つ。高校時代は陸上部として全国高校駅伝大会などに出場。キャプテンを務める。高校卒業後、本格的に俳優を志し上京。文学座付属養成所入所。その後、奈良橋陽子氏と出会い、氏の元で今までに出会った事のなかった演技を学ぶ。
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浜谷康幸
(はまや・やすゆき)
小寺役
1972年3月21日生まれ。東京都出身。
オスカープロモーション所属。パッカーズ演劇奨励賞 2016 男優賞受賞。
映画、舞台、テレビドラマ、CMなど幅広く活動。主な作品として、2011年の映画『哭きの竜外伝』、2015年映画『HERO』、ドラマは2013年『八重の桜』、2017年『コードブルー THE THIRD SEASON』。舞台は、2016年ゴツプロ『最高のおもてなし』演出 山野海、明後日プロデュース『日の本一の大悪党』演出 小泉今日子東京演者兄弟会『守ってあげたい』演出 松本匠、ふくふくや『カランのコロン』 演出など。
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山下ケイジ
(やました・けいじ)
鍋岡修一役
オーストラリアの旅行中に映画祭スタッフと出会い、ボランティアで映画祭に参加したことがきっかけで、53歳の時に役者を目指す。劇団6番シードで、演劇の基礎を習いその後映像系のワークショップで勉強を重ね現在は舞台、映画、ドラマ、CM、PV等に出演。また、2012年にシニアを中心とした劇団アニシィを立ち上げ主宰を務める。
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新海ひろ子
(しんかい・ひろこ)
鍋岡惠子役
1963年9月21日生まれ。大学卒業後、小学校教諭として15年間勤務。45歳から女優の道に目覚め歩み始める。映像を中心に活動中。2018年『飢えたライオン』、2017年 『OUT ZONE』、2016年『スクラップスクラッパー』、2014年『小川町セレナーデ』『オンディーヌの呪い』、2009年『余命一ヶ月の花嫁』他出演。ドラマでは2018年「中学聖日記」などに多数出演。川崎FM『岡村洋一のシネマストリート』では、レポーターとしても活躍。
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大久保裕太
(おおくぼ・ゆうた)
田村役
1987年10月1日生まれ。長野県出身。玉川大学芸術学部パフォーミングアーツ学科にてクラシックピアノを専攻。大学在学中、知人に紹介された事をきっかけに初めて舞台に立つ。
同じく大学在学中に劇団天然ポリエステルの立ち上げに参加。2011年にZOZOTOWN専属モデルオーディションメンズ1位になった事をきっかけにモデル業を始める。舞台、映画、CM、雑誌、広告などで活躍。
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Stefanie Arianne
(ステファニー・アリエン)
アンジェラ役
フィリピン出身で、スペインと日本とフィリピンの混血。
幼少期より人前で表現することが好きで、東京に来てからTV、映画、モデルの仕事を開始。その傍らで子供から大人まで幅広く英語を教えている。
表現に触れていると日々新しいことを学び成長し続けられると感じて、女優になることを決意。
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蒲池貴範
(かまち・たかのり)
関根役
1987年3月7日生まれ。福岡県出身。
九州産業大学芸術学部を卒業後、やりたいことを探すために上京。俳優養成所入所を機に役者を志す。舞台や自主映画等を経験した後、30歳を目前に思い立ち、バックパッカーとしてインドを中心にタイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、ネパールを放浪。今作品では助監督も兼任。
コメント
お笑い芸人・漫画家
矢部太郎
銭湯という場所に行くたびに僕はなんとも言えない違和感を感じます。
日常の中にある異常。その違和感がどんどん広がっていって、怖くて、かっこよくて、面白い、素晴らしい映画になっていました!
俳優
川平慈英
ノーガードで観にいったら気持ちのいいストレートパンチにノックダウン。
こんな狂気的なコメディエンターテイメントが今まであっただろうか!?
この映画は世界を席巻する日本代表だ!見届けない手はない!
映画監督
大九明子
登場人物が全員、絶えず魅力的。
松本が金髪揺らして「仕事」するときの所作なんか超色っぽい。
プロデューサー・監督・俳優という三者の、映画作りたい、作りたい、作りたい!が沸騰した末、良い湯加減になったのでしょうね。
俳優
村田雄浩
何とも愛おしい映画である!こんな奇抜なことが、本当に日常の中で起きているのかも知れない!と思わせてくれるのが不思議だった…。物語は何気ない会話で紡がれていて、演出やカット割りも奇をてらうようなこともなく…。しかし、いつの間にか登場人物に心を奪われている。最後には登場人物のその後が気になってしょうがなかった。
映画監督
阪本順治
いいチームからしか、いい映画は生まれない。ずっと私はそう信じてきた。本当に素敵なチームだったんだなと、思う。充満する血の匂いに戸惑いながら観て、終着が、こんなにも美しい物語になるなんて。"ふたり"の物語が、いくつも散りばめられ、そのすべてが無垢なるものへと収斂されていく気持ちよさ。セリフというより、言葉の映画であり、からだの映画でもあった。ジャンルの垣根を軽々と越え、これはチームで臨んだ冒険映画。絶対観るべし!
映画監督
入江悠
東京国際映画祭での審査会の席、「この監督には確かな力量とビジョンがある」と、監督賞の受賞が満場一致で決まりました。突拍子もなさそうな設定でも飄々と観るものをからめとってしまう田中征爾監督、末恐ろしい!
映画研究・比較文学
四方田犬彦
いささか背の高いダスティン・ホフマンとガタイのいいブライアン・ジョーンズが、一昔前の香港映画の拳銃ごっこを始める。
銭湯とは死体処理に最適の場所だとは、ヒッチコックも気が付かなかった。
がはは。気分がいいぜ。日本映画はまだ健全だ。
映画評論家
真魚八重子
突飛な設定でありつつ、若者が責任を担う喜びやライバルへの嫉妬心など、感情の機微が見事に捉えられていて感嘆。アクションも香港映画のようでオッ!
と身を乗り出したし、笑いに満ちた中にジャン=ピエール・メルヴィルの香りがフッとする。新人離れした快作!
映画活動家・放送作家
松崎まこと
金や知名度はなくても、知恵とスキルと勇気があれば、面白い映画が出来ることを証明する作品。
だからと言って、この映画のプロデューサーや監督、出演陣に、次も「"低予算"で」なんてオーダーしかなかったら、それこそ夢も希望もない。…と思うぐらい、ホントに面白い!!
映画パーソナリティ
コトブキツカサ
ジャンルミックスな物語と堅実な役者の演技に、観客を信じ込ませる強度を感じた。この作品が描いているのは、『パルプ・フィクション』に出てくるザ・ウルフのその先だ!
お笑い作家
倉本美津留
コメントでは伝えられない、例えようのない面白さ。
この無名の3人組の映画制作ユニットが紡ぎ出したオリジナリティーに大拍手。こんな映画がヒットして欲しいな~。
漫画家
羽生生純
営業時間外の銭湯で処刑した死体を楽に掃除して焼却し、その熱で湯を沸かしお金も儲かる画期的なエコシステム!そのシステムを知ってしまった人、利用する人、逃れられない人、間接的に関わってしまった人々、それぞれのメランコリーが湯気とともに立ち昇りどこへ漂っていくのか想像もつかないニュータイプの銭湯映画です。
映画評論家
森直人
なんでこんなに面白いんだろう――?
田中征爾という未知の若い監督による快作 に心を奪われた 。
簡単に割り切れない世界を、我々が辿ったことのないコースで案内してくれる 。
映画評論家
松崎健夫
ストーリーテリングが見事で、予算をかけた商業作品を手がけたとしても、間違いなく手堅い演出ができる才能の萌芽を感じさせる。
東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター
矢田部吉彦
サプライズ満載!
殺しと愛、友情と家族に関するとびきりオリジナルな物語。僕は終盤に落涙してしまいました。
新たなストーリーテラーの誕生に刮目せよ!
ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、文筆家
青野賢一
閉店後の銭湯で殺しとその後始末という一見荒唐無稽な設定をペロリとめくれば、そこに横たわるのは非正規労働、高学歴ゆえのプレッシャー、孤独や疎外感といった現代社会の諸問題。実は現実味の濃い作品なのである。
漫画家
古泉智浩
銭湯に夜中電気がついていたら覗きたくなってしまう。
偶然に頼ることなく完全に登場人物の意思で物語を作っており、練りに練られたシナリオが超絶に面白い。
使えない主人公の和彦と金髪で凄腕の松本のバディぶりも最高だ。
声優・俳優
田中真弓
イントロ部分 恐いなと。。。覚悟を決めました。
が、結構コミカルというか、暗い重たい感じからのギャップがサイコーに面白かった!松本かっこよかったし、和彦くんも男を見せてくれたし、小気味良い痛快な映画でした!楽しい時間をありがとう!
サカナクション
江島 啓一
主人公のモラトリアムにシリアスとコミカルの絶妙なブレンド。
ストーリーが展開するにつれて登場人物がどんどん魅力的に感じてくる。
こんなに人がたくさん死ぬのに、観終わった後の清々しさは何なのだろう。
One Gooseというチームに僕は嫉妬しているのかもしれない。
EOW
Laco
東大目指して入ったこともなければ、人を殺したことも、そんな現場に遭遇したこともない。延いては、銭湯にもあまり馴染みのないゆとり世代なのに、あーなんか、分かる。
と思わされ、ラストは力を込めてもなかなか開かなかった蓋が急に開いた時のような謎の爽快感に満たされた。なんなのこの映画。めっちゃ面白い。
作家・ノンフィクションライター
大木亜希子
主人公は、狂気の世界で生きている。しかし、狂気の世界の中にいながらも、いつまでも純粋な彼の周りには色んなものが集まってきてしまう。この映画は、ヤバイ…。心がえぐられるのに、どんどん観ちゃう。色んな意味でモンスター映画…。
漫画家
森田まさのり
銭湯怖っ!非現実的な話と、遠くからニヤニヤして見てたら、いつの間にか見てる自分が共犯者にされている。現実の状況を突きつけられた瞬間は背筋が伸びた。ある程度のB級臭さを期待したのに、ラストはなんとも清々しい結末に気持ちよく裏切られた。面白かった!
イオンエンターテイメント コンテンツ編成部
伊藤聖
銭湯で何が起こるのだろう?みなさんが考える以上の展開が待っているのがこの作品。怒涛の展開でスリリングなシーンの間にスッと挟み込まれる笑いのシーンは絶妙。のめり込む私に監督は「まだまだ楽しませるから、待っててよ」と言わんばかりで 次のシーンが気になって仕方がない。見るものをグイグイ引き付けるジェットコースタームービーの傑作!
川越スカラ座 番組編成
飯島千鶴
なにこの面白さ!?銭湯にこんな完璧な利用法があったなんて!
思いつきそうで思いつかない設定を、魅力的で不思議に心温まるストーリーに仕立ててしまう手腕に脱帽。応援したくなるキャラクターづくりも見事。そして松本に惚れずにはいられない!
第七藝術劇場/シアターセブン 映画番組編成
小坂誠
巻き込まれることこそ、うまくいかない人生から抜け出す最強の“処世術”だ。 そこに何が待ち受けていようとも、動き出したドラマは人を輝かせる。突如、邦画の世界に現れた怖ろしくも可愛いこの傑作は、あなたの日常を変える応援歌になるでしょう。
シネ・ヌーヴォ 支配人
山崎紀子
銭湯がこんなにエキセントリックな映画的空間だったなんて!血も汗も巻き込んで巡る痛快感動作!