自作の中でも映像を効果的に用い、身体とイメージの差異や融合について思考を重ねてきた、範宙遊泳主宰の劇作・演出家の山本卓卓が初めて挑む映画作品。「一人の人間」を見つめるソロプロジェクト「ドキュントメント」の新作として、ドキュメンタリーの手法を取り入れつつも、その枠に収まらない実験的な映画作品を創り上げた。本作は、舞台芸術のフェスティバルであるF/T(フェスティバル/トーキョー)における初の映画作品として、2018年11月に上映/上演された。
山本卓卓が主宰する劇団に8年間所属していた俳優・田中美希恵が「痩せていく」姿を虚実皮膜に描く。「変わる」のは何なのだろうか?