西アフリカ・リベリアから自由を求めて、移民の街・ニューヨークに舞台を移し、アメリカで生きるアフリカ系移民の日常を鮮烈に描いた本作は、内戦の傷痕が色濃く残るリベリアで政府公認の映画組合と共に制作された初めての映画です。ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品、第31回インディペンデント・スピリット・アワードのジョン・カサヴェテス賞に日本人初のノミネートを果たし、元バトルスのタイヨンダイ・ブラクストンが音楽を担当するなど話題となった、インディペンデント映画の新たな傑作。監督は、『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー監督などを輩出したカンヌ国際映画祭が実施する若手監督育成プログラムに選出され、いま欧米で注目を高めている福永壮志監督。今後もグローバルな活躍が期待される映画界の新たな才能にご注目ください。
