1962年に始まったとされ、2017年で55年目を迎えるピンク映画の歴史。昨今ではピンク映画館の相次ぐ閉館などにより衰退しているようにも見えるその産業は、現在世界で活躍する黒沢清をはじめ、若松孝二、井筒和幸、高橋伴明、周防正行など実は多くの著名な映画監督を輩出し、日本映画を下支えしてきた。本作が製作された2004年には邦画の3分の1がピンク映画であると言われており、年間約90本もの作品が生まれていた。
ピンク映画はどのようにして作られていたのか、また関係者がどのようにピンク映画に向き合ってきたかを監督や俳優、興行関係者たちへの綿密なインタビューによって引き出し、人々を惹きつけてやまないピンク映画の魅力の裏側に迫るドキュメンタリー。
The amazing world of Pink Movies
PINK RIBBON (English subs)
監督:FUJII Kenjiro
出演:KUROSAWA Kiyoshi
2004年 / 118分