浅井信雄さん(国際政治学者)からDVD発売を記念してご推薦のコメントを頂きました。
女性パワーを見せつける作品だ。武力ではなく法が支配する国際社会の実現は、人類の理想であり、それへ向かって私たちは一歩を踏み出したばかりだが、それはひとりの女性の驚くべき活躍で促された。胸を揺さぶられる感動!!
浅井信雄(国際政治学者)
武力によらない平和な世界を目指して!!
3月28日(金)にいよいよ『カルラのリスト』のDVDが発売されます。
発売を記念し3月29日(土)UPLINK FACTORYにて上映+トークイベントが開催されます。
日程:2008年3月29日(土)
時間:『カルラのリスト』上映14:00~15:40/トークセッション 15:50~17:00
会場:UPLINK FACTORY(東京都渋谷区37-18 トツネビル2F)
料金:(映画+トーク込み): 一律¥1,500
ゲスト:高遠菜穂子さん(イラク支援ボランティア、<9条世界会議>呼びかけ人)/川崎哲さん(ピースボート共同代表、<9条世界会議>日本実行委員会事務局長)
★イベントチラシをPDFにてDLしてご覧いただけます。
→ PDFをダウンロード
世界に対する「不戦の誓い」として生まれた憲法9条。しかし今、世界では暴力と戦争の連鎖が進んでいる。イラク情勢の泥沼化、出口の見えない中東危機、朝鮮半島の核…「テロとの戦い」で大国の軍事費は増大の一途をたどる中、「報復の連鎖」によって平和な未来は訪れるのか!?
一方、世界で平和を求める人々は9条の考え方に注目し始めた。現在、各界から呼びかけ人が集まり、2008年5月大規模な平和会議<9条世界会議>の開催準備が進んでいる。その中心を担うメンバーから二人のゲストを招き、映画『カルラのリスト』と<9条世界会議>の重要なテーマの一つである「武力によらない平和な世界」についてトークを開催する!
国際社会における「法の支配」の確立をめぐる難しい状況と課題、ひいては日本国憲法9条の意義をも考えさせる映画である ....伊藤 真(『カルラのリスト』推薦者)
【ご予約方法】
お電話、またはメールにてご予約ください。
メールの場合、件名を「3月29日カルライベント」とし、以下必要内容を明記の上、factory@uplink.co.jpまでメールにてお申し込み下さい。
(1)お名前(2)人数(3)お電話番号
★ご予約はお電話でも受け付けております。
UPLINK FACTORY:03-6825-5502
【ゲスト】
・高遠 菜穂子
イラク支援ボランティア、<9条世界会議> 呼びかけ人
北海道生まれ。大学卒業後、東京で就職。24歳で北海道に戻りカラオケボックス経営。30歳からはインド、タイ、カンボジアに滞在し孤児院、エイズホスピスなどでボランティアに専念。33歳からイラク支援に携わる。4回目のイラク入国の際に、地元武装勢力に拘束される。現在は、イラクの「イラク青年再建グループ」と協同し「ファルージ再建プロジェクト」として緊急支援や再建工事を展開中。
・川崎 哲
ピースボート共同代表、<9条世界会議>日本実行委員会 事務局長
地球一周クルーズの船上で行われる平和教育プログラム「地球大学」コーディネーター。「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ(GPPAC)」東北アジア地域事務局コーディネーター。核兵器廃絶NGOネットワーク「アボリション2000」調整委員。2005年に「国連改革に関するNGO連絡会」を立ち上げ外務省とNGO共催による「国連改革に関するパブリックフォーラム」を企画・運営。
【学生パネリスト】
・服部 祥平
<9条世界会議>に期待する学生ボランティア
東京工業大学大学院 総合理工学研究科1年。国際NGOピースボートに参加。カンボジア地雷原、パレスチナ難民キャンプ、イギリス セラフィールド再処理工場など訪問。
<9条世界会議>の他、Peace Night 9やグリーンピース等、多くの活動にボランティアとして参加。
【協力】
<9条世界会議>日本実行委員会
<9条世界会議>は2008年5月4日~6日に幕張メッセにて開催される国際的な平和会議です。
佐賀での上映情報更新しました。
THEATER CIEMA(シアターシエマ)
2008/2/23~2008/3/7
〒840-0831
佐賀県佐賀市松原2-14-16 セントラルプラザ3F
TEL&FAX:0952.27.5116
HP: http://ciema.info/
ご好評頂いた映画『カルラのリスト』の上映+トークイベントシリーズに引き続き、今年最初の特別イベントを開催します!
今回は豪華ゲストをお二人迎えた上に、今、日本のおかれている状況について真剣に「考え、語ろう」という学生たちがディスカッションを行ないます!
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映画上映 19:00~20:40
ディスカッション 20:50~22:30
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テーマは・・・
「正義」とは何か?!
映画『カルラのリスト』の中で、旧ユーゴ紛争で肉親を失った遺族たちは
皆声をそろえて「正義」が下されることを望む。
「正義」は英語では"JUSTICE"、「裁き」も意味する。
「正義」の名の下に「テロとの戦い」は正当化される。
現代日本の「正義」とは何か?
戦うことは「正義」なのか?戦わないことは「正義」なのか?
「9条」を巡る「正義」を考え、今、自分たちに出来ることを模索する学生たち。
プレカリアート問題をはじめ、各界でその発言が注目の雨宮処凛と
人権問題のスペシャリスト、寺中誠をゲストに向かえ
彼ら学生たちと本音で熱く語る一夜!
<ゲストパネリスト>
雨宮処凛(ゴスロリ作家)
1975年生まれ
21歳の時、右翼団体に入会。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」でボーカルとして活動。99年、その活動がドキュメント映画「新しい神様」(監督・土屋豊)という映画になる。00年、自伝「生き地獄天国」(太田出版)を出版、作家デビュー。以後、右は辞め、執筆活動に専念しながらも、北朝鮮、イラクへと渡航を繰り返す。「生きづらさ」「自殺」「戦場」を主にテーマとした小説、エッセイ多数。
寺中誠(アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)
1960年生まれ
早稲田大学法学研究科博士後期課程単位取得。刑事政策論専攻。学生時代からアムネスティ活動を続け、2001年からはアムネスティ日本の事務局長として活動する。
世界中の人権侵害に対し国際世論を巻き起こして、市民からの声を届ける運動を繰り広げている。東京経済大学非常勤講師。共著に「外国人包囲網」、「国際NGOが世界を変える」など。
<学生パネリスト>
日隈 広志
明治大学大学院文学研究科博士後期課程2年。明治学生9条の会よびかけ人、千代田9条の会よびかけ人。
中里弥生
大東文化大学 文学部教育学科2年。高校生の頃から平和活動や国際協力に取り組む。現在は「先生のたまごクラブ」を作るなど教育分野を軸に、「TEAM GOGO!2007」で環境活動にも関わる。
服部 祥平
東京工業大学大学院 総合理工学研究科1年。国際NGOピースボートに参加。カンボジア地雷原、パレスチナ難民キャンプ、イギリス セラフィールド再処理工場など訪問。
今中 政輝
東京大学工学部3年。2006年、全学連代表として高等教育の学費値下げを求め国連で発言。Peace Night 9事務局メンバー。
■ 期日:2008年1月22日(火)
『カルラのリスト』上映 19:00~20:40
ディスカッション 20:50~22:30
■ 参加費(映画+トーク込み):一般¥1800、学生¥1500、小・中・シニア¥1,000
【会場】
UPLINK FACTORY (アップリンク)
東京都渋谷区37-18 トツネビル2F
03-6825-5502
★渋谷東急本店右、
本店通り200m先交差点手前右側
映画『カルラのリスト』公開記念イベントとして催されたシリーズ「国際社会で活躍したい!-いかに世界と関わるか-」の第三回目のゲストとして、2007年12月20日(木)に弁護士の新倉修先生を招いてトークショーを行いました。
新倉先生には「市民運動が世界を動かす―日本ICC加入まで―」というテーマで、日本がICCへ加入するまでの経緯についてお話していただきました。
『カルラのリスト』の舞台となった「旧ユーゴ国刑戦犯法廷」の精神とシステムを受け継ぎ、国連から独立した常設機関「国際刑事裁判所(ICC)」が設立された背景には、元来、国際NGOからの各国政府に対する強い働きかけがありました。日本でもアムネスティや世界連邦運動といった民間レベルによる絶え間ないアピールが今日まで継続し、その活動は草の根的に国会レベルへも影響を与えたそうです。
ところが、2002年にICCが設立されてから約5年の歳月を経て日本はようやく今年105番目の締約国として加入を果たしますが、一体なぜこれほど時間がかかったのか。その背景にはアメリカでクリントンからブッシュに政権交代したときにICCへ加盟のための署名が撤回されたことが大きく影響したのではないか、と新倉先生は分析します。
また、ICC加盟国の多くがヨーロッパの国々である中、アジアから日本が加わったことで、世界に大きな影響を与えることが期待されているそうです。
最後に北朝鮮の拉致問題を例に、日本の外務省が拉致問題解決のために動いたのは、被害者遺族と共に約300万人という多くの市民が署名運動に参加したからであって、市民が声を上げることで国家が動くことを示唆する良き例であることを述べられました。
ユーモアを交えながらも、熱く、分かりやすい新倉氏のお話しに観客からは笑いがこぼれ、複雑な国際問題にもいつしか皆引き込まれ、有意義なひとときとなりました。
朝日新聞の特派員として数多くの紛争地を取材してきた伊藤千尋記者。
氏は『カルラのリスト』で舞台となった旧ユーゴでも、セルビアとクロアチアの開戦直後の1991年にはベオグラードにいました。
難民が大量に流入する中、伊藤氏は高校生のマニーシャ君という青年と出会います。家族や友人が殺される惨劇を目の当たりにしたマニーシャ君は、その様子を淡々と語ってくれたそうです。そして伊藤氏はその姿に戦争の恐ろしさを感じます。「この青年は感情を押し殺さなくてはならないほどの恐怖と悲しみを体験してきたのだ」
また、東欧革命下のルーマニアでは、至るところを銃弾が飛び交う市街戦を取材します。
現地の米国大使館、日本大使館が撤退する中、伊藤氏は取材を続けます。
「命の危険を冒しても現場にとどまるべき時がジャーナリストにはある」
伊藤氏の言葉は、ビルマで命を落としたジャーナリストの長井健司さんの言葉「誰も行かないのなら自分が行く」という言葉と重なります。
「現場取材を続けるのは決して死にたいからではない、社会正義を貫くためである。そこに迫害されている人間がいることをジャーナリストが伝えないで一体誰が伝えるというのだ!」
---ご来場頂いたお客様からご感想を頂きました---
伊藤さんのお話は、本当に聞けてよかったです。
今、正義を明確に示すことは難しいと思っていました。
カルラで語られる正義という言葉にも、漠然とした不安というか、違和感がありました。
伊藤さんは、その正義を明確に示してくださいました。
ジャーナリストとしての使命のお話にも、感動したし、新鮮でした。
長井(健司)さんの言葉が深まりました。
「感情を殺す」悲しみすら出せなくなるなんて、想像を絶する恐怖感です。
昨日のイベントは、一緒に行った友人も、よかった!と感動していました。
前回、今回ともに、行けてよかったです。
ピース9ネット運営メンバー 椎野さん
▼ピース9のHPはこちらからhttp://www.peace9.net/main/index.html
映画『カルラのリスト』公開記念イベントとして催された シリーズ「国際社会で活躍したい!-いかに世界と関わるか-」の第一回目のゲストとして、2007年12月6日(木)に伊藤塾塾長の伊藤真氏を招いてトークショーを行いました。
「世界は法律家の力を待っている」というテーマで法律家には必要な資質とは何かを、映画の話を例に出しながらお話していただきました。
法律家に必要なこととして、
最後に、「人と人とが争い合う世界はなくならないのか」という客席からの質問に、伊藤氏は「人には個性があり、それが争いを生む。しかし、人の個性がなくなる世界はありえない。なので、争いがない世界はならないが、戦争を生み出すことを止めることはできるはずだ」
という回答をしてくださいました。
伊藤氏の心のこもったお話に、客席は最後まで熱心に耳を傾けていました。
映画『カルラのリスト』を、学校や公民館など身近な場所で上映することができます。
詳細はこちらから
2007年11月10日(土)に日本公開がスタートした映画『カルラのリスト』。
初日に行われた「ぴあ」の“ぴあ映画満足度ランキング(11月22日発売号)”で90.3点を獲得し、1位に輝きました!
▼詳細はシネマぴあのページをご覧下さい
http://www.pia.co.jp/cinema/ranking.html
※ぴあ映画満足度ランキングとは
毎週、新作映画公開初日に、“ぴあ出口調査隊”が映画館でのアンケートやモニター調査を実施。
ぴあが独自に集計・発表しているオリジナルのランキングです。
映画『カルラのリスト』の緊急公開企画として、シンポジウム【ビルマ/ミャンマーで今、何が起きているのか】+先行上映会を東京都写真美術館ホールにて開催いたしました。
ゲストに、新倉修氏(弁護士、日本国際法律家協会代表)、山路徹氏(APF通信社代表)、ミョーミントゥッ氏(ビルマ市民フォーラム運営委員)、ピーター・バラカン氏(ブロードキャスター)を招いて、ジャーナリスト・長井健司氏の銃殺事件が起こったビルマ/ミャンマーの現状や、10/1に日本が加入した国際刑事裁判所(ICC)による訴迫の可能性についてなどの議論を行いました。
山路徹氏は「長井さんは命と引き換えにミャンマーの事実を伝えました。しかし、現在の外務省の成果は何もないに等しい。事件から1ヵ月が過ぎて手元に届いたのはおくやみの紙だけです。そんなものより、事実関係を明らかにしてほしい」と怒りをあらわにし、来週には国際刑事裁判所(ICC)にミャンマー政府を提訴するよう日本政府に要請する予定であることを述べました。
ミョーミントゥッ氏は「ミャンマーを援助している日本が、圧力をかけて事件を解決するべきなのに何も動いていない」と発言。ピーター・バラカン氏は「長井さんの事件には憤りを感じます。日本政府を動かすのは簡単ではないが、署名など自分ができるところからやるしかない」と国民一人一人の意識が大切であることを述べました。
新倉修氏は「10年前は、ICCに賛同した者は10人しかいなかった。やはり、世論を動かしていくものは皆さんの声なので、これからも国際問題に関心を持って、もっと広げていってほしい」と述べ、最後は会場から熱心な質問や疑問が投げかけられ、国際問題への関心の高まりを感じさせられました。
山路徹さん(APF通信社代表)、手嶋龍一さん(外交ジャーナリスト・作家)からコメントをいただきました。
コメントのページから読むことができますので、是非ご覧になってください。
池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家)、さいとう・たかをさん(漫画家)、伊藤真さん(伊藤塾塾長)からコメントをいただきました。
コメントのページから読むことができますので、是非ご覧になってください。
映画『カルラのリスト』が取り上げている旧ユーゴ国際刑事法廷(ICTY)が設立のきっかけの一つとも言える国際刑事裁判所(ICC)に日本は10月1日に加入します。
▼詳しくは日本ICC加入のページから
http://www.uplink.co.jp/carla/japan.php