『ニュー・シネマ・パラダイス』の時代の35ミルフィルムが消え、映画はデジタルデータとなり、映画館から映写機が無くなり、DCP(デジタル・シネマ・パッケージ)というデータをプロジェクターで映す時代になりました。そして今年はNETFLIXやAmazonの台頭により、映画は配信で観る時代となりましたが、それらがマーケティングを理由に劇場公開され始めました。 映画興行の世界は時代と共に変化しています。この「映画配給ワークショップ」は、映画の制作現場ではなく、映画の配給、そして興行の現場をリアルに知るためのワークショップです。
また、映画配給という仕事を通して見えてくる、現在の日本社会の問題点も掘り下げて考えていければと思います。 これまで本ワークショップには、映画ファンの方から映画業界へ就職転職を考えている方、映像の新規事業を立上げる方、配給を学びたいというプロの映画製作者まで、年齢層も高校生からシニアと幅広い方々が参加されています。 今期、特にフォーカスを当てたいのは地方の映画興行です。アップリンクは渋谷、吉祥寺に次ぎ京都に2020年春、新たなミニシアター・コンプレックスをオープンします。3つの映画館を運営するアップリンクの活動をケーススタディとして、参加者の皆さんと映画ビジネスの未来を考えていきたく思います。
2020年のアップリンク配給作品
『シャドウプレイ』
監督:ロウ・イエ
『ホドロフスキーのサイコマジック』
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
『メイプルソープ:ルック・アット・ザ・ピクチャー』
監督:フェントン・ベイリー、 ランディ・バルバート
『 House in the Fields(原題)』
監督:タラ・ハディット
『The Cordillera of Dreams(原題)』
監督:パトリシオ・グスマン
『サタデー・フィクション』
監督:ロウ・イエ
『Martin Margiela: In His Own Words(原題)』
監督:ライナー・ホルツェマー
その他、本件に関するお問い合わせは、下記までご連絡をお願いします。
【TEL】03-6821-6821(受付時間/平日10:00~18:30)
【メール】film@uplink.co.jp
【担当】駒井(こまい)