最近日本でも話題となった企業買収、また連続する企業の不祥事、あるいは郵政民営化の是非、それらの問題を考えるにはまず、政治システムを超えて私たちの生活に最も影響を与える存在となった“企業(コーポレーション)”とは何なのかを知る必要があります。
『ザ・コーポレーション』はカナダで製作された長編ドキュメンタリーで、ニューヨークでロングラン上映されたのを始め世界中で草の根的に上映され、多くの観客の支持を集めている作品です。
企業を一人の人間として精神分析を行うと完全にサイコパス(精神病質者)の症状を示すという仮定の下に語られる本作には、ナイキ(靴)、ロイヤル・ダッチ・シェル(石油)、ファイザー(薬品)といった実在のグローバル企業のCEOたちが登場します。
また、牛の飼料に発がん性の物質が使われている事をレポートした番組をFOX TVが握りつぶしたことを訴えた内部告発者や、ボリビアでアメリカ企業が水道事業を民営化したのに反対し勝利を収めた活動家、「ブランドなんか、いらない(NO LOGO)」のナオミ・クライン、MIT教授のノーム・チョムスキー、そして『華氏911』のマイケル・ムーア監督ら、総勢40名の証言や発言で構成されています。
『ザ・コーポレーション』は、資本主義社会を生き抜くために今、最も重要な作品です。
『ザ・コーポレーション』に言及しているサイト
海外公式オリジナルサイトはこちら
『ザ・コーポレーション』は、12月より UPLINK X/ UPLINK FACTORYにて
公開予定です。
このホームページを、映画を観た人、これから観る人が集う場に
したいと思っています。
監督インタビュー、プロダクションノート等の公式ホームページの完成は
10月を予定しています。
マスコミを対象にした試写会はすでに開始しております。
今回は、新しい試みとして、御自分でブログを公開されていて、
この映画をブログで紹介して下さる方を試写に招待し、ここにその
トラックバックを張ってもらうことにしました。
試写を御希望される方は、
info@uplink.co.jp【件名:『ザ・コーポレーション』試写希望/お名前】
に必ず、ブログのアドレスを明記の上、メールをください。
詳しい試写日程をお知らせ致します。
メルマガ読者で試写を御覧になった方はここにトラックバックを張って下さい。
1週間ぶりの更新です...今日のできごと。 ドキュメンタリー映画の試写会に。 『ザ・コーポレーション』 ☆☆☆☆ なかなか興味深い内容でした。 就活中のみんな(自分も含めて)は、間違いなく?、企業に就職するのだけれど... ところで企業っ...
ザ・コーポレーションっていう映画を試写会が当たったので見に行きました。渋谷に。久...
映画を観て、改めて原作を読み直してみた。 この本は6章構成。1〜5は事例の紹介、問題の指摘と掘り下げに割かれ、最終章で「いかに企業による社会支配を変えていくか」が書かれている。反グローバリズムの市民運動に関っている者ならば、(著者ベイカンの問題の掘り下げや
という映画 の試写を見てきた。企業とは何なのか、どこへ行くのか?というお題を、「企業が人だったら」という想定のものとに「精神鑑定」したり、企業自体とCEOを含むそこで働く人達の関連性などを、ビジネス・学術会の著名人やジャーナリストなどのインタビューを交え...
今月の頭に、『The CORPORATION』というドキュメンタリー映画の試写会に行ってきました。もっと早くレビューを書きたかったんだけど、相変わらずのワタワタ状態だったので、 今になってしまった。・・ので!、観終わった当初の興奮は、ちょっと冷めてしまったけど、 こ...
2005/10/21「ザ・コーポレーション」試写会@渋谷Uplink 本作をブログで紹介することを前提とした試写会に当選、行ってきました。 ■作品紹介(抜粋) 『ザ・コーポレーション』はカナダで製作された長編ドキュメンタリーで、ニューヨークでロングラン 上映されたのを...
先日、田口ランディーさんのブログで、THE CORPORATION の試写会の事が紹介されていました。 なんとブロガーを無料ご招待。 それでブログでこの映画を宣伝してトラックバックはって下さい、という面白い企画。 なんかすぐに、あ、行こう、って思いました。行かなきゃっ...
自分のブログを持っている人なら、感想を書いてトラックバックするという条件で試写会に行けるという、映画「ザ・コーポレーション」。田口ランディのブログでその存在を知り、少なくとも一回は観る価値がありそうだなと感じてすかさず応募、次の日には早速招待のお返事...
一足先に試写会に行ってきた。 昨年、年の瀬も迫る頃に日本でも出版された『ザ・コーポレーション』の帯に「2005年夏日本公開予定」と書いてあったので上映を心待ちにしていた。遅いぞ!アップリンクさん。待ってたんだから。 2003年、日本でCSR(企業の社会的責任)がブ
久しぶりに、見に行きたい映画を教えてもらった。実在する人物(有名人)の生の声を多く盛り込んだ、恐らくあと50年後に振り返ってもそこそこ味のある(昔はこんな煮詰まってたんだなーとか、冷笑していることを祈りつつ)映画ではないかと思います。試写会、当選しない...
何でもこの映画のHPにTBをはると、 試写会に行けるかもしれないらしい・・・なのでヤル。 『 ザ・コーポレーション 』 内容は、告発ドキュメントみたいな映画らしい・・・まだ見てないから分かりません。 ナイキ、ロイアル・ダッチ・シェル、ファイザー
日本では郵政・道路公団をはじめ、民営化が進んでいくようですが ここでひとつ民営→企業とは何なのかということを考えるのもありかもしれません。 そこで「ザ・コーポレーション」(配給アップリンク)。 カナダのマーク・アクバー、ジェニファー・アボットの共同監督...
2004年【加】というわけで先日書いた「ザ・コーポレーション」の試写会に行ってきました。全く予備知識なしで見に行った。どうもカナダでドキュメンタリー映画として史上最高の興行収入を上げた作品だそうだ。“株式会社”、“企業”が現代社会に与える影響について描いた...
今日「ザ・コーポレーション」という映画の試写会を観てきました。昨年話題になったドキュメンタリー映画で、「わたしたち社会は企業に支配されている」として、「企業の悪行が絶えないのはなぜか?」をテーマにしています。原作はブリティッシュ・コロンビア大学法学部の...
今日はお昼から渋谷のUPLINK(http://www.uplink.co.jp/ ) で行われた、『ザ・コーポレーション』の試写会へ行ってきました。 去年の年末に、この真っ赤な表紙で、 「わたしたちの社会は「企業」に支配されている」 って副題のついてる原作本を手にした時から、...
今日は、ゼミのノムラと映画を見に行きました。このブログでトラックバックすることを条件に、無料で試写会に行ける!、という、なんとも画期的(学生に優しい)企画。見てますか?アップフロントの皆様!!この映画は、「企業とは何か」をテーマとしたドキュメンタリーな...
『ザ・コーポレーション』この映画、私もこっちで観ました。とにかくこの映画は興味深い内容です。その後本も買い読みました。テーマは「真実の集団である企業とは何かということの探求」です。---私たちが何を食べ、何を見、何を着るか、どこで働くか、何をするか彼ら(...
途中「インターミッション(休憩)」まで用意された長編(試写会では休憩なし…)ながら、充実した内容とテンポの良い編集のおかげで、トータル145分の映写時間はアッという間に過ぎ去ってしまった。
livedoorの企画で、 「御自分でブログを公開されていて、この映画をブログで紹介して下さる方を試写に招待し、ここにそのトラックバックを張ってもらうことにしました。」 というのをやっている。 面白そうなので参加してみましょう。 映画のタイトルは、 「ザ・コ...
[#IMAGE|/imgsrv24/c/u/h/i/hideboss/photo/05/10/03_11283249904348.jpg|mid#] 先日、「ザ・コーポレーション」という映画?の試写会?に行って来ました。この映画?を知ったきっかけは、大学?の先生にこの映画?の原作の本?を紹介されたことからです。私は大学?で商法を...
3.3点 企業という一見つまらなそうなものをよくもこう面白くと。俺あらすじ: 今、世界で力を持つ者は王でも貴族でもなく企業。世の中は様様な企業で溢れ返っている。果たして企業とはなんなのか、企業は何を行うものなのか。 監督:マーク
何を見るべきか判断する力を持とう。 或いは、見えてしまったものを弁別するのでもいい。 どちらも出来ないと思うあなたは目を瞑れ。 テレビなど要らない。 新聞は毎日自動的に届くという意味で暴力的で 広告は洗脳装置以外の何者かね? 国家や...
まず妹にこの場を借りてお詫びします。 連れてく予定でしたが ぼくが日時が早々に決
渋谷UPLINKに「ザ・コーポレーション」というドキュメンタリー映画の試写会を見に行った。この映画は、多国籍企業による環境破壊、児童労働、労働組合つぶしなど数々のケースを分析し、多国籍企業を一人の人間として精神分析を行ってみようというストーリー。 各ケース...
今日は「ザ・コーポレーション」という映画の試写会に行ってきた。 企業の社会的責任をテーマにしたドキュメンタリー映画。 プロパガンダ的誇張があるのは否めないものの、 企業の社会的責任、倫理観の無さはよく伝わってきた。 特に株主資本主義 (この言い方はあ...
12月から渋谷のアップリンクにて上映予定の問題作、ザ・コーポレーションを試写してきました。 http://www.uplink.co.jp/corporation/index.html 最近日本でも話題となった企業買収、また連続する企業の不祥事、あるいは郵政民営化の是非、それらの問題を考えるにはまず...
アップリンク・ファクトリー 12:30 約10名 オトコ7:オンナ3 本日はアップリンク・ファクトリーにて『ザ・コーポレーション』。 なんで試写で見られたかというと配給のアップリンクがメルマガ読者のうち、 ブロガーを招待するという試みを行っているから。...
渋谷・UPLINK FACTORYにて、マーク・アクバー監督。 株式会社の利潤追求活動が、人々に、地球に、どのような影響をもたらすのか描いたドキュメンタリー。 現在の企業を一人の人格として精神分析を行うと「他人への思いやりがない/関係を維持できない/他人への配慮に無関心...
UPLINKのメルマガで、今冬に公開される「ザ・コーポレーション」という映画の試写会が行われ、ブロガーならばブログでの紹介を条件に参加できるとありました。ちょうど今日、夏休み(二日目)を取ることにしていたのですが、届いた日程表によると今日も試写会が開催され...
まず教科書的な前説。現在の企業を一個の人格として見て、精神分析を行うと明らかに「人格障害(サイコパス)」である、という診断結果が下される。この結果を元に、企業というものの本質に迫るドキュメンタリー作品。サンダンス映画祭などで数々の賞を受賞している。内容は...
この映画に感動した皆さんは、カルチャージャム運動の中心になる、アドバスターズ誌と無買デーという国際的なイベントをおすすめ〜
★ アドバスターズ・カナダ:http://www.adbusters.org
★ アドバスターズ・ジャパン: http://adbusters.cool.ne.jp/
★ 無買デー(Buy Nothing Day) 2005年11月26日 (土) 日本では:http://www.bndjapan.org
小熊 [10.25 11:25]
THE CORPORATION試写会 感想
この作品の内容に関しては、他の方々が既に述べてくれているので、重複は避けたいと思う。
個人的な感想をいくつか。
■精神分析について
企業を一個人として精神分析を行う、というのはドキュメンタリー映画にもってこいのアイデアであると思う。
特に、この類の作品はある程度の基礎知識が無いと楽しめない場合が多いが、(『華氏911』などもこの類だと私は思っている)
個人というレベルに落とすことで、見る側には理解しやすいし、いくつかの項目に区切って説明がなされ、作品としてまとめることができたと思う。
それと同時に、作品中でも指摘されていた「企業を一個人と例えるのは無理がある」という視点は、
作品の構造と比較して、見る側があれこれと考える種を与えてくれる。
逆に「大企業のCEOも一人の人間に変わりは無い」と気付かされ、
安易に企業のトップを責めることが解決に結びつく訳ではない、という視点を得ることができる。
■日本人として
マイケル・ムーアは、以下のようなメッセージを投げかけている。
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俺は人々がこの映画を観て立ち上がり、行動すると信じている。
世界を我々の手に戻すために.....。
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確かに問題意識を芽生えさせてくれる言葉だと思う。
しかし、日本人の消費者たちが実際に何か行動するとは思えない。
その理由として挙げられる反応をいくつか挙げてみた。
・ドキュメンタリーに取り上げられている企業は、欧米のものばかり。(日本と関係ない)
・日本の企業の形態と異なる部分も多いだろう。(日本は違う)
・「プロジェクトX」等によって日本の企業に対する良いイメージが出来上がっている。
・無関心/無理解
他の方々の感想を見ても、「意識を持たなければならない」、「考えさせられた」など
実際に行動に移そうという感想は特に見られない。
行動を起こさなければ何も変わらないと作品を見て学んだにも関わらず、
次の行動につなげられないのはもったいないと思う。
そこで、私はこの作品とNGOやNPO(Fair Trade関係等)とタイアップした
プロモーションをしてみてはどうかと考えた。
映画を見て、それでは日本人の消費者として何が出来るか、明確に提示するためである。
例えば、それがNGOやNPOへの募金という簡単な形でもかまわない。
(これは、先月開催されたグローバルフェスタに参加し、それに影響されて思いついた案)
ただ、恐ろしい世の中になったな、とつくづく思う。
私たちの知らないところで、マイナスの力が働いているのだ。
「臭いものに蓋」をするのではなく、少しずつプラスに変えていきたいものだ。