次期アメリカ大統領に、ヒラリー・クリントン氏よりも徹底してTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に反対の立場をとってきたドナルド・トランプ氏が決定しました。日本の与党は、それでも基本的に関税や貿易障壁を撤廃しグローバル企業のビジネスを加速させるTPPを推し進めようとしています。
2012年にアップリンクでは「IMAGINE after TPP ── 未来について、映画を通して一緒に考えよう、わたしたちの暮らし」と銘打って、「TPP映画祭」を開催しました。
その「TPP映画祭」でプレミア上映されたのが、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を占めるモンサント社を追ったドキュメンタリー作品『モンサントの不自然な食べもの』です。モンサント社は今年ドイツの医薬・農薬大手バイエルに買収され、さらに巨大なアグロバイオ企業となっています。
TPPの締結により、日本に多くの外国の作物だけでなく、遺伝子組み換え種子も輸入されるようになり、遺伝子組換え食品の表示義務も脅かされます。
自社の利益のためなら政府をも動かそうとするグローバル企業が開発し、世界に販売する遺伝子組み換え作物。アップリンク・クラウドでは、その安全性について考えようということで、3本のドキュメンタリー作品、『モンサントの不自然な食べもの』『世界が食べられなくなる日』『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』を、オンライン上映します。
イクメンパパが、子供たちの「食の安全」を守るため、世界各国で突撃取材!
パパ、遺伝子組み換えってなぁに?
監督:ジェレミー・セイファート
出演:セイファート監督のファミリー
2013年 / 85分