小室ファミリーやアムラー、渋谷系が席巻した90年代の日本でも大きな話題となった、アメリカの美少年作家J.T.リロイ。2006年のニューヨーク・タイムズに実はその正体は40歳の女性、ローラ・アルバートであったという暴露記事が掲載され、それまでJ.T.リロイに夢中になっていた人々から大バッシングを受けたという話は広く知られるところ。
『作家、本当のJ.T.リロイ』では、ローラ本人が当時の状況について自ら語り、心の内を明かしている。なぜそうせざるを得なかったか、という真意についてはプロモーション来日時に日本の観客の前でも吐露しており、90年代のビックリ事件についての映画だと思って観ていた人たちの感情さえも揺さぶる結果となった。
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